« お仕事決まった~♪ | トップページ | プライバシーと信用 »

アイデンティティーと言葉


ふと思い付いたので、今日は私が大学で二年ばかり習っていた中国語についてお話しようと思います。

中国語といっても色々な種類がありますが、私が習っていたのは標準(と思われる〜…)北京語というものでした。(もう既に、忘れてすっからかんですがー)

とにかく初級中国語の初めのほうでは、自分の名前を中国の漢字で表記するとどうなるか、またそれをどう発音するか、ということをやります。名前が、日本にしかない漢字の場合であったり平仮名であったりする場合は別の漢字を充てるなどの処置がとられ、どんどん名前が改造されていきました。

私の本名は幸い、すべて中国にある漢字だったようで発音だけが変えられて毎回の中国語の授業では中国語の音で呼ばれたわけです。
例えば仮に私の名前を「田中(たなか)」とすると、これは「てぃえんじょん」(→かなり無理くりですが)に近い発音になります。
このことを何気なく両親に話してみると「勉強だから仕方ないが、それは酷い失礼な話だ」と怒り出しました。表記はまだ仕方ないにしろ、固有名詞をそんなふうにするのはおかしい。うちは「てぃえんじょん」なんて名前ではなく「たなか」だ、そして表記だって、無いものを加えたり別の漢字をもってくるなど問題外、といった内容の文句を言っていました。

確かに街でよく聞くヨドバシカメラやビッグカメラの韓国語訳放送でも、他は解らなくても「ヨドバシカメラ」という固有名詞の部分はそのまま聞こえます。
反対に、東京モノレールで「浜松町」という固有名詞は中国語訳放送で「ぴんそんびん」(すいません、間違ってるかも)というように聞こえたので、私はなるほど!と思いました。

なぜかって、中国はまだ「漢字は自分たちのもの」と思っているんだと気付いたからです。確かに中国から漢字は入ってきたわけですけれども、共通するものはありながらも日本だってもう独自の漢字作って使っています。

名前の話に戻すと、「たなか」ではなく「てぃえんじょん」と呼ばれた瞬間から何だか自分が自分でないような気がするようになりました。少なくとも、固有名詞は(漢字であっても)その国の、名前の発音通りに呼んでほしいものですが、なにか良い方法はないものでしょうかね〜…。

個人の尊重のために。

« お仕事決まった~♪ | トップページ | プライバシーと信用 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1226607/45138864

この記事へのトラックバック一覧です: アイデンティティーと言葉:

« お仕事決まった~♪ | トップページ | プライバシーと信用 »