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秋葉原にて


2日目の日曜日は特に何もすることがなかったので、路がわからなくならない程度に、宿泊しているホテルのほんの周辺を散歩していたら、

「ねえねえねえ」

歩道を歩く私の右側から誰かが小声で話しかけてきました。

一瞬視線をやると、その人は私が何も言わないのに話し始めました。

「俺、俳優になるからさ、いまファン募集してんの。講演会…」

このあとも長々と喋っていましたが全く憶えていません。私は左側を向いたまま少し歩調を速くして何も言わずに逃げていたのですが、それでも

「何人(なにじん)?日本人じゃないの?日本人だよね?」

都会で、しかも場所が場所なので分かってはいましたが、こんなに時間が長いとは。さすが都会。すすきのでも多少は同じことありますが、こっちなら、もう少し諦めが早いわけで。

結局、私は自分の声が無駄に減ってしまうような気がして最後まで口をききませんでした。捨てゼリフに、気取りやがってブスとか何とか言われても良い覚悟で頑なに口を閉ざしていたわけですが、

「何してんの?ねえ、何してんの?」

しまいに、

「鬱(うつ)?
俺も鬱だから分かるよ」

その人の論によると私は精神病という結果にたどり着いたようなので、色々な意味で私もその人もすっきりしました。

これで、私は付きまとわれなくなり、その人も追う必要がなくなりました。

しかし、見方を少し変えてみると
初対面の、しかも何も言わない人間に対して色々な可能性をこの短時間に見出すのって難しいことだと思いませんか?

これも、一種の能力には違いないと感心していました。私の気分が大変害されたことを除けばね(笑)

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コメント

それは大変だったね(≧ヘ≦)

都会は色んな輩がいるからね・・・

残りの就活頑張って(o^-^o)

投稿: いりあす | 2012年4月23日 (月) 22時47分

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